• 1. NVOCC
  • 2. ロジスティクス
  • 3. 三国間輸送
  • 4. インボイス
  • 5. ULD
  • 6. 混載
  • 7. 上屋
  • 8. 危険品
  • 9. 関税
  • 10. 統計品目番号(HSコード)
1.NVOCC
Non-Vessel Operating Common Carrierの略。言葉のとおり、船など運送する手段を持たずに、お客様の貨物を輸送する形態のこと。日本語では「非船舶運航業者」。不特定多数のお客様からいただく貨物を目的地毎にコンテナに集約し、船腹の予約を行う。特定のお客様が1社でコンテナ1本を予約するよりも、お客様にとってリーズナブルに、そしてより便利に利用できる。
2.ロジスティクス
必要な原材料の調達から製品の生産、在庫、販売までの物流を効率的に管理すること。
3.三国間輸送
企業と企業が国際貿易を行う場合、商品の出荷指示を出す契約当事者がある国とは別の国と国との間で、商品が輸送されること。例えば、日本のある企業が国際貿易をする際に、海外の工場(A国)にある商品を、販売先である企業(B国)まで輸送するということになる場合、日本のほかにA国とB国、3つの国が登場するため、三国間輸送(三国間貿易)と呼ぶ。また、日本にある企業が契約当事者にならない場合もあり、アメリカの会社が契約当事者となり、中国からヨーロッパに輸送するというケースもある。三国間輸送は増えており、もはや日本企業でも日本を介さない輸送も日常となっている。
4.インボイス
売主(輸出者)が、買主(輸入者)に対して発行する仕入書のことである。発行する貨物の中身を英文等で説明されている書類。商品を輸出入する際に、税関への申告や検査において必要となる。また、輸入者に対する代金請求書、出荷明細書、納品書の役割も果たしている。
5.ULD
Unit Load Deviceの略。航空機に貨物を積み込む際に、ある程度まとまった大きさにしないと、効率よく積み下ろしができないため、貨物を一つのまとまった単位にするための器具。ULDには、大きく分けてパレット状のものとコンテナ状のものがあり、サイズも様々であるが適宜それらを使い分けて貨物をまとまった単位にしている。
6.混載
フォワーダーが複数の荷主の貨物を1件の貨物としてまとめて運送を行うこと。荷主が直接航空会社・船会社へ予約するよりも、フォワーダーが不特定多数の荷主の貨物を纏めて予約することで、荷主にとってよりリーズナブルな輸送が可能となる。
7.上屋
空港や港エリアにあり、貨物の積卸しや一時保管などを行うための建物、倉庫のこと。保税機能を備える場合もある。
8.危険品
人の健康、安全または物件に重大な危害を及ぼすおそれのある物件また物質。国連が9種類のクラスに定めている(火薬類、ガス、引火性液体、可燃性物質、酸化性物質、毒物、放射性物質、腐食性物質、その他の危険物)。危険物の航空輸送にあたっては、気圧、温度、振動等にも影響を受けやすいため、他の輸送手段と比べ、包装方法、量、ラベル、危険物申告書等について厳しい規則が定められている。また航空機や船への搭載についても同一機への搭載量、搭載位置、種類等にも規制があり、安全に取り扱うように定められている。
9.関税
貨物を輸入するときは通常関税・消費税の納税は輸入時に行わなければならない。関税率表は、輸入されるすべての商品を分類して税率を定めているが、日本においてはその中の一部は無税となっている。主な無税品としては、鉄鉱石、羊毛、綿花、写真用フィルム、ゴムタイヤ、機械類などがある。関税は、輸入貨物の価格または数量を課税標準として課されるが、価格を課税標準とするものを「従価税」、数量を課税標準とするものを「従量税」という。
10.統計品目番号(HSコード)
国際貿易商品の名称・分類を世界的に統一した6ケタの番号で、輸出入の通関で世界中で使われているもの。実際にはその後に3ケタの数字を付け、それらは国や輸出入で異なったものを使用している。例えば、大分類として機械のパーツなら84類、電気製品なら85類、車の部品なら87類などと、頭の2ケタが決まり、3ケタ目以降の番号で細分化される。 輸出入する商品に統計品目番号を割り振るのも通関業務の一部である。