サプライチェーン・ソリューション
お客様の事業戦略や物流戦略に応じて、当社では、サプライチェーン・ソリューションの専門チームによる物流診断や、サプライチェーン・コンサルティングサービスを提供しています。
お客様のサプライチェーンの現状を可視化し、在庫の適正化などの課題を抽出。さらに、その課題の根本解決に向けたソリューションのご提案を行いながら、お客様の物流改善をサポートします。また、複雑・高度化するサプライチェーンの一元管理を求めているお客様に対しては、当社の課題解決プラットフォーム「Yusen Vantage」による物流の可視化と効率的なサプライチェーン・マネジメントをご提案します。

海上貨物輸送
国際的な原油価格の高騰、地球温暖化を背景としたモーダルシフトの増加や、さらには物流コストの削減、輸送品質の確保といった観点から海上貨物輸送の需要が高まっています。日本郵船グループ力を活かしLCL(Less than Container Load)と呼ばれる小口貨物輸送やFCL (Full Container Load)と呼ばれるコンテナ単位の輸送だけでなく、不定期船を使用した大口輸送などさまざまな輸送形態への対応も行います。
航空輸送と同じく、内陸の輸送なども含めた国際複合輸送も多く手がけており、主要港における通関・保管・集配も充実。一般的に輸送品目は航空貨物の特色とは異なり、大型の装置や設備材料、輸送コストを抑えないとお客様の価格競争力が保てない商品などが挙げられます。航空輸送と比較すると、個別の輸送でより多くの貨物を廉価で運ぶことができます。そのほか、リーファーコンテナと呼ばれる温度調節が可能なコンテナで冷凍食品や温度管理を厳密に行う必要がある化学品を輸送するなど、取り扱い貨物は多岐にわたります。

航空貨物輸送
航空フォワーダーとして半世紀以上積み重ねてきた豊富な経験やノウハウを駆使し、一般貨物から医薬品・医療機器、半導体製造装置、食品まで幅広い商品の輸送に対し、国内外の拠点や部署間で日々連携を取りながら、安全で確実な輸送をお客様に提供します。
主に緊急品、生鮮食品など、納期に制限があるものは主に航空輸送で運びます。小さなものでは1グラムの化学品から、大きなものでは何トンという半導体の製造装置まで、その他、動植物や危険品、電子部品、自動車部品等々、お客様から依頼があればどんなものでも輸送します。お客様のニーズに合わせたリードタイムやコストを考慮し、日本郵船(NYK)グループの総合力を活かし陸上(トラックや鉄道)輸送との最適な組み合わせによって、きめ細かいサービスのDoor to Doorの輸送を実現しています。

コントラクト・ロジスティクス
企業の物流戦略は、業種・業態や取り扱う商品によって異なります。また、一つの企業においても市場動向や、地域特性、世界各国の法規制や諸制度などの事業環境の変化、さらには事業の成長に伴う規模拡大や事業方針の転換などさまざまな要因を踏まえて、物流戦略を柔軟に調整していく必要があります。郵船ロジスティクスでは企業が本業に特化できるよう、物流戦略のパートナーとなり、お客様との契約によるテーラーメードのサービスを行っています。
当社では約339万平米の国内外の倉庫拠点を有し、業界屈指の規模の物流施設でサービスの向上に日々努めています。 具体的には、単純な貨物の一時保管にとどまらず在庫管理、仕分け、梱包、検品などの流通加工作業や、温度管理など様々な手法で付加価値をつけ、それらを統括する物流システムの開発や提供なども行い、あらゆる物流シーンに応じたロジスティクスソリューションをご提案します。

国際輸送するためには、輸送中の破損事故を防ぐために十分な強度を持った梱包が求められる。この梱包作業も当社の仕事の一つ。 その他にも、特殊輸送として航空輸送では冷凍品や冷蔵品を輸送するためにドライアイス等の保冷剤を一緒に詰めたり、錆に弱い貨物であれば内部を真空にする梱包を行ったりと、様々な形態がある。コスト、環境に配慮した通い箱(再利用可能な専用ケース)を使用する事もある。 また、国際輸送で義務付けられている各種ラベル貼付も倉庫で輸出前に行われる。
海外へ貨物を輸出する際には必ず税関へ申告し、許可を受ける必要がある。
そこで「通関士」と呼ばれる国家資格を持った社員が在籍し、正確な申告をするために日々営業店(支店)とやり取りをし、申告書類作成や税関との交渉を行っている。
輸出禁制品が含まれていないか、確認作業も必ず行わなければならないので法令の知識も不可欠である。
海上輸送用のコンテナに貨物を積み込むこと。俗にバン詰めとも言われる。
輸送中に貨物が偏ったり荷崩れを起こさないよう、ラッシングと呼ばれるコンテナ内で貨物を固定する作業も同時におこなう。
航空会社や船会社とやり取りをし、輸送スペースを確保したり料金交渉を行う。
混載部署が複数の荷主の貨物を集約し、一括してコントロールすることにより仕入れ価格を下げる働きや、差益を発生させて収益をもたらすことも出来る。
仕立て業務とも呼ばれる。
輸入混載(仕分け)はBREAK BULKとも呼ばれる。海外から到着する貨物は、複数の荷主の貨物が集約されていることもあるので到着後に荷主ごとに仕分けをする必要がある。貨物の仕分けが終わると、個々の輸入者とコンタクトを取り輸入手配を開始する。
海外から貨物を輸入する際には必ず税関へ申告し、許可を受ける必要がある。
そこで「通関士」と呼ばれる国家資格を持った社員が在籍し、正確な申告をするために日々営業店(支店)とやり取りをし、申告書類作成や税関との交渉を行っている。
輸入時は関税が発生し各輸入者の負担となるので、正確な情報が重要である。
また、輸入禁制品が含まれていないか、確認作業も必ず行わなければならないので法令の知識も不可欠である。
海上輸送用のコンテナに積まれた貨物を一つ一つ取り出す作業。
コンテナに貨物を搭載したまま輸入者まで届け、輸入者の手で貨物を取り出す場合もある。