経営企画部 経営企画課

公共性、英語、海外との接点。この3つを追求できるのが、郵船ロジスティクスだった。

経営企画部は、経営陣が会社を運営する上で必要な経営計画策定および進捗管理、グループ会社の統制・管理をサポートしています。郵船ロジスティクスは世界5極体制。その各極と、日本にある本社(Global Head Quarter:GHQ)の間に立ち、様々なコーディネートをすることが主なミッションです。現在私は郵船ロジスティクスの国内グループ会社13社の経営サポートを行っています。各社の社長、管理部門の部長・課長の方々とのコミュニケーションは、緊張の連続。それでも何とか務まっているのは、理由があります。まず、入社後4年あまり、お客様と直接かかわるカスタマーサービスとして、実務を地道にしっかり学んだこと。その後3年間の海外研修・駐在を通して、バックグラウンドがまったく違う方たちとのコミュニケーションを体験したこと。この2つの経験が、今の私を支えてくれていると感じています。

学生時代の私は、就職先を選ぶ上で3つの柱を大事にしていました。広く社会の役に立てるような公共性(公益性)。英語を使う機会があること。海外との接点があること。この3つがある仕事を探して、学外の説明会にもどんどん足を運び、郵船ロジスティクスと出会ったのです。8年目を迎えた今も、3つの柱は変わらずに前向きに仕事を進められていますし、さらに追求できるのは郵船ロジスティクスだと実感する毎日です。

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未知の仕事を通して、多様性を実感する。シンガポールでの3年間は貴重な経験になった。

郵船ロジスティクスには海外長期研修制度があります。ただ、3~6年目の社員が対象というルール上、入社すぐに行けないことはわかっていました。まずは配属された営業店で1人前になるまで、会社の本業を地道に学ぼうと決めたのです。そして4年2ヶ月目にシンガポールでの研修が決まりました。

赴任中の3年間、私は南アジア・オセアニア極の経営企画の仕事に携わっていました。極内各社から送られてくる案件毎の内容を精査し、本社でのスムーズな議論・検討ができるように、様々な資料を作成する仕事に携わりました。会社同士のコミュニケーションを通して、経営に必要なサポートを行うのは未知の経験。でもその分、南アジア・オセアニア極各社について広く知り、客観的な視点で会社を見ることができたので、自分自身の成長にもつながりました。

また、シンガポールならではの多様性を体感できたことも大きかったです。職場は民族も宗教も様々で、ある日のランチでは7ヶ国の人種が揃ったことも。バックグラウンドの違いを受け入れ、全員が不快な思いをしないようできる限り配慮する風土に刺激を受けました。また、直属の日本人上司は、相手に気持ちよく動いてもらうためのコミュニケーションに長けた方で、会話やメールからもたくさんのことを学びました。学生時代の海外旅行とは比較にならない、貴重な経験です。

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過去の経験がすべて、今の仕事に活かされている。そして、これからも新たな仕事に挑戦したい。

営業店と海外赴任で得た経験は、現在の仕事にしっかりと活かされています。

現在の部署に異動して、私はさっそく国内グループ会社の待遇改善というミッションを与えられました。直属の課長や社外のコンサルタントの方と何度もミーティング。従業員の方のモチベーションを上げ、各社の競争力アップにつなげる施策をまとめ、本社の承認を得ました。施策を考える上で、本業を知らなければ話が進まない場面も多々あり、営業店の経験が役立っています。

また、グループ13社の経営者・役職者の方々は、人生の大先輩である上に、今までのキャリアも考え方も異なります。そこで活きてくるのが、シンガポールへの赴任経験です。バックグラウンドが異なる相手を尊重し、気持ちよく動いてもらうためのコミュニケーションを心がける。そして経営をサポートする立場に徹する――。自分の価値観は大事にするけれど、それにとらわれすぎず、相手を受け入れる姿勢は貫いていこうと思っています。

これまでの営業店や海外での努力、経験は今の仕事でも活かされていますし、どのような部署でも役立つと思っています。今後も今までの様々な経験を活かしつつ、他部署でも新たな仕事にも挑戦してみたいです。

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