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ボジョレー・ヌーボー

ボジョレー・ヌーボーとは

ボジョレー・ヌーボーは、フランスのブルゴーニュ地方南部に隣接するボジョレー地区で生産されるワインの、その年の11月に出荷される新酒のことです。通常のワインより渋みや苦味が少ないのが特徴です。世界各地で毎年11月第3木曜日午前0時に解禁されるのに合わせ、日本にも大量に空輸されます。時差の関係で、大消費地として日本が一番早く解禁を迎える事から、日本ではシーズンイベントとして注目されています。2007年は約77万ケース/1万トン、貨物専用の航空機で何と約100機分ものボジョレー・ヌーボーが日本に飛んできました。

郵船ロジスティクスのボジョレー・ヌーボー輸送

9月から葡萄を収穫し、発酵させ、瓶に詰めてワインの完成です。11月、いよいよ日本へ輸送するわけですが、実は、ボジョレー・ヌーボーはフランスから空輸されるとは限りません。なぜなら、フランス国内で日本へ直行便があるのはパリだけで、一ヶ所だけでは到底さばききれないからです。
そこで、当社グループではフランス法人が中心となって、ヨーロッパ各国の当社グループ法人と連携します。ボジョレー地区のワイナリーから、近隣諸国で日本向けにフライトがある空港(オランダ-アムステルダム、ベルギー-ブリュッセル、イギリス-ロンドン、イタリア-ミラノ、ドイツ-フランクフルトなど)までトラックで輸送し、各地の郵船ロジスティクスの倉庫でULDに組つけ、空輸するのです。日本に着いてからは、解禁日の前日までに、全国の店舗へ配送します。

  • ULD:Unit Load Deviceの略。航空機に複数の貨物をまとめて載せるための金属製のパレット(板)やコンテナ

輸送にあたり気を遣うこと

東京輸入支店 渡會 剛人

  1. 航空機のスペースの確保
    特にチャーター機を利用する場合は、年明け早々から5月位まで交渉が続けられ、その年の葡萄の出来や日本の需要動向など未知の情報が多いなかで、過去の実績をもとに輸送数量を算出し、航空会社と契約しなければなりません。
  2. 航空運賃交渉
    フランス国外に出荷して良い日(11月第2週木曜日)と解禁日(11月第3週木曜日)が決まっているため、1週間で全てを空輸する必要があり、航空運賃は需要を反映して通常の2倍以上になります。そのなかでも割安な航空会社、ルートを確保していきます。ただし、日本到着日の遅れは絶対に許されないため、到着日の早い便、直行便で割安な便を優先し、契約するのです。また、最近は石油の値上がりに伴い、航空会社へ支払う追加燃料費の変動が激しく、半年前にその動向を予測しながら値段交渉していく必要があります。
  3. スケジュール
    緻密なスケジュールを組み、お客様の満足を得られる最適な料金、配送スケジュールなどを設定していますが、天候不良等によりフライトスケジュールが変更することがよくあります。そのたびに、限られた時間のなかで、社内の関係部署や倉庫業者、トラック業者など色々な関係者と再調整をして、輸送品質を保ちます。

フランス法人からメッセージ

フランス法人 リヨン支店 エステル・タビュリオ支店長

私たちフランス人にとって、ボジョレー・ヌーボー解禁日は親しい仲間と集まり、楽しい一時を過ごす機会です。ボジョレー・ヌーボーは、フランスの土と太陽、そして作り手の情熱の結晶の証です。日本の皆さんも、ぜひ口いっぱい味わってください!